検討【iShares】散布図|相関係数|主軸:IAU(金現物)

iシェアーズ>散布図|相関係数【主軸IAU】,何を組合せる?,儲かのは?
ページ概要 ➢ BlackRock(ブラックロック) ➢ iShares(iシェアーズ) 儲かるか価格推移と騰落率で確認し、含まれる銘柄を確認する。
1) ティッカー(日本株の銘柄コード)別に長期間の価格グラフで価格の推移を確認する。
2) 年初価格から年末価格の騰落率と年間の高値と安値を確認する。
3) ETFに含まれる国別割合や構成銘柄、構成業種を確認する。
但し、銘柄や割合などは毎月の調整で変わる可能性がありますので詳細は運用会社のサイトで確認下さい。 新NISAの成長投資枠で運用するETFを選ぶ際の参考になれば幸いです。

【 コア・サテライト戦略 】 IAU(金現物)ETFの組合わせを考える。

iShares Gold Trust の散布図と相関係数を調べる。


iShares IVV:価格グラフ,期間:最大


  IAUは金現物で構成されるETFです。
  (金現物が対象)

  資産の暴落リスクを低くする事を目指す。


※ 算出条件:設定日から各月の月初の終値価格を抽出する。
散布図の Y軸と X軸には下記を配置する。
① Y軸に IAU:金現物

② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 TLT  米国国債(20年超)  1列目:左側 
 IEF  米国国債(7-10年)  1列目:中央
 SHY  米国短期国債(1-3年)  1列目:右側
 SHV  米国短期国債(1年未満)  2列目:左側
 TIP  米国物価連動国債  2列目:中央
 LQD  米国投資適格社債  2列目:右側
 USIG  米ドル建投資適格社債  3列目:左側
 IGIB  米国中期社債(5-10年)  3列目:中央
 IGSB  米国短期社債(1-5年)  3列目:右側

散布図 01
※ 目的:IAU(金現物)が暴落する場合に価格が上昇するETFを探し、
資産価値の変動リスクを低くする。

※ 考察:TLT(米国長期国債)との相関係数は0.47で相関が弱い様に見える。
但し、価格グラフで確認すると、2008年12月の下落局面ではリスクを軽減している。
株価指数下落と金利低下が要因で価格が変動している。

USIG(米ドル建投資適格社債)との相関係数は0.43で相関が弱い様に見える。
価格グラフで確認すると一緒に価格が下落し、リスクを拡大している。
但し、USIGは50~55ドルの幅で価格が推移しているので一時的に価格は動くが、戻ってくる。




② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 HYG  米国ハイイールド社債  1列目:左側 
 AGG  米国総合債券  1列目:中央 
 MBB  米国不動産担保  1列目:右側 
 IGOV  先進国国債(除く米国)  2列目:左側 
 LEMB  新興国自国通貨建て国債   2列目:中央 
 IXN  情報技術セクター株   2列目:右側 
 RXI  一般消費財セクター株   3列目:左側 
 IXJ  ヘルスケアセクター株   3列目:中央 
 IXG  金融セクター株   3列目:右側 

散布図 02
※ 考察:IXN(情報技術株)との相関係数は0.70で相関がある。
価格グラフで確認すると株価指数が下落すると一緒に価格が下落し、リスクを拡大している。

IXG(金融株)との相関係数は-0.18で相関は無い様に見える。
価格グラフで確認すると金利の利下げ時に金融株が暴落するが、金価格は下落するが戻す。
低金利時は金融株も金価格も共に水平、インフレで金利が上昇すると共に価格が上昇する。




② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 KXI  生活必需品セクター株   1列目:左側 
 EXI  資本財セクター株  1列目:中央 
 MXI  素材セクター株  1列目:右側 
 JXI  公益事業セクター株  2列目:左側 
 IGF  インフラ株  2列目:中央 
 IXP  電気通信セクター株   2列目:右側 
 IXC  エネルギーセクター株   3列目:左側 
 ICLN  クリーンエネルギー株   3列目:中央 
 IBB  バイオテクノロジー株   3列目:右側 

散布図 03
※ 考察:IXC(エネルギー株)との相関係数は-0.10で相関は無い様に見える。
価格グラフで確認すると物価の安定時(低金利時)はエネルギー株も金価格も共に水平、
インフレで金利が上昇すると共に価格が上昇する。
特に2003年3月頃のイラク戦争など中東が不安定化すると原油価格が上昇し、インフレに火が付く。




② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 IYR  不動産ダウ・ジョーンズ株   1列目:左側 
 WOOD  木材及び林業事業株  1列目:中央 
 GSG  コモディティ   1列目:右側 
 SLV  銀現物  2列目:左側 
 IVV  S&P500 大型株  2列目:中央 
 IJH  S&P400 中型株   2列目:右側 
 IJR  S&P600 小型株   3列目:左側 
 OEF  S&P100 超大型株   3列目:中央 
 IOO  S&P100 大型国際株   3列目:右側 

散布図 04
※ 考察:SLV(銀現物)との相関係数は0.65で相関がある。
価格グラフで確認すると同じ方向に進み、リスクは拡大する。
IAUかSLVのどちらかを物価対策(インフレ対策)で資産運用に含める必要がありそうです。




② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 HDV  高配当株  1列目:左側 
 DVY  好配当株  1列目:中央 
 SUSA  ESG米国 大型株・中型株   1列目:右側 
 ESGU  ESG米国 大型株・中型株   2列目:左側 
 ESML  ESG米国 小型株  2列目:中央 
 IWB  ラッセル1000 大型・中型株   2列目:右側 
 IWM  ラッセル2000 小型株  3列目:左側 
 EZU  欧州先進国 大型・中型株   3列目:中央 
 HEZU  欧州先進国 大型・中型株   3列目:右側 

散布図 05
※ 考察:HDV(高配当株)との相関係数は0.25で相関は無い。
価格グラフで確認すると上下のタイミングが違う。
但し、HDVは右肩上がりでゆっくり上昇している、価格の変動幅は少ない。

DVY(好配当株)との相関係数は0.51で相関がある。
DVYはHDVと違い価格の変動幅が大きい。




② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 IEV  欧州株  1列目:左側 
 HEWG  ドイツ株 大型・中型株  1列目:中央 
 EWG  ドイツ株  1列目:右側 
 EPOL  ポーランド株  2列目:左側 
 HEWJ  日本株式 大型・中型株   2列目:中央 
 EWJ  日本株式  2列目:右側 
 EPP  アジア先進国株 (日本除く)   3列目:左側 
 TOK  先進国株 (日本除く)  3列目:中央 
 EFA  先進国株 大型・中型株 (米国・カナダ除く)   3列目:右側 

散布図 06




② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 ESGD  先進国(米国・カナダ除く)大型・中型株   1列目:左側 
 IFGL  先進国 (米国除く) 不動産株  1列目:中央 
 EEM  新興国 大型・中型株  1列目:右側 
 IEMG  新興国株(全体)  2列目:左側 
 EEMS  新興国 小型株  2列目:中央 
 ESGE  新興国 ESG (大型・中型株)  2列目:右側 
 FM  新興国 フロンティア市場とエマージング市場   3列目:左側 
 ACWI  全世界株式 大型・中型株  3列目:中央 
 ILF  ラテンアメリカ株  3列目:右側 

散布図 07
※ 考察:ACWI(全世界株式 大型・中型株)との相関係数は0.65で相関がある。
価格グラフで確認すると動きは似ているのでリスクは拡大する。
但し、IAU(金現物)価格の戻りが早い。




② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 PFF  米国・カナダ 優先株式・ハイブリッド証券   1列目:左側 
 FXI  中国 大型・中型株  1列目:中央 
 EWT  台湾株  1列目:右側 
 EWY  韓国株  2列目:左側 
 EWS  シンガポール株   2列目:中央 
 EWM  マレーシア株  2列目:右側 
 EPHE  フィリピン株  3列目:左側 
 EIDO  インドネシア株   3列目:中央 
 THD  タイ株  3列目:右側 

散布図 08




② 下記をX軸とする。
 ティッカーコード   内 容   位 置 
 TUR  トルコ株   1列目:左側 
 EWZ  ブラジル株   1列目:中央 
 EWW  メキシコ株   1列目:右側 

散布図 09
※ 考察:TUR(トルコ株)との相関係数は-0.24で相関は無い。
価格グラフで確認するとTURは価格変動幅が大きく、右肩下がり。
疑問に思うのは物価上昇(インフレ)で株価は上昇すると聞きますが、
トルコのインフレは2000年は約65%→40%、2016年までは約5%~10%以内で推移、
2020年は約10%台、2022年は約50%→80%→60%で推移、直近は約75%です。
株価指数は2010年11月の高値から-75%下落し、2022年が底値で切り返し、直近は130%上昇しています。
為替(TRY/JPY)は2007年10月の約95円から直近は約4.8円で約-95%下落しています。
インフレで現金(紙幣)の価値は低下し、どこかのタイミングで株価は上昇に転じても、
自国通貨以外(円換算)では利益にならない。



目 的: BlackRock(iShares)商品ETFの価格推移グラフと各年ETF価格を騰落率で比較する。
対象ETF: 商品(Commodity)、金現物(Gold)、銀現物(Silver)で分類。
特 徴: ETFに含まれる構成銘柄、構成業種、配当利回り(分配利回り)を比較する。
ティッカー: GSG、IAU、SLV


出典: ブラックロック・ファンド・アドバイザーズのファクトシート及び運用報告書より。
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